2022.03.24

3月19日に、本学の卒業式が行われました!当研究室からは、元薬学科6年生の岡野さん、古賀さん、小林さん、吉岡さん、元薬学研究科修士2年生の白方さん、山中さん、元生命創薬科学科4年生の大森さん、重本さん、松浦さんが参列しました。皆さん、ご卒業おめでとうございます!!!

 

そしてなんと、元薬学研究科修士2年生の白方さん、山中さんが、優秀修士論文賞を受賞しました!!この賞は、全体の修士卒業生の15%程度しか受賞できない名誉ある賞です。本当に素晴らしいです!おめでとうございます!


2022.03.18

3月5日にオンライン開催された、第10回ポルフィリン-ALA学会年会にて、当研究室の斎藤顕宜教授が発表を行いました!

 

<発表内容>

「5-ALAの反復投与は疲労モデルで認められる脳内モノアミン代謝異常を改善させる」


2022.03.18

3月7日~3月9日に福岡国際会議場で行われた、第95回日本薬理学会年会にて、シンポジウムで当研究室助教の山田先生が、一般演題で当研究室の高橋純平さん(薬学研究科博士1年)、吉岡寿倫さん(薬学科6年)、河南絢子さん(薬学研究科修士1年)、大森千夏さん(生命創薬科学科4年)がそれぞれ発表を行いました。そしてなんと、河南さんが学生優秀発表賞を受賞しました!おめでとうございます!!

 

<発表内容>

・山田大輔先生

"Neural mechanism underlying the regulation of emotional behaviorsvia δ-opioid receptors"

・高橋純平さん

"Endogenous oxytocin neuronprojecting to the hippocampusparticipates in the modulation of cognitive behavior"

「海馬に投射している内因性オキシトシン神経は認知行動に関与している」

・吉岡寿倫さん

"A selective delta opioid receptor agonist, KNT-127, exerts an antidepressant-like effect and facilitates neuronal excitability in the mouse infralimbic prefrontal cortex viaPI3K-mTOR signaling"

「選択的δオピオイド受容体作動薬KNT-127はマウス前頭前野下辺縁皮質においてPI3K-mTORシグナル経路を介して興奮性神経伝達を賦活化し抗うつ作用を示す」

・河南絢子さん

"Selective agonist of δ-opioid receptor, KNT-127, facilitates extinction learning of contextual fear memory in mice"

「オピオイドδ受容体作動薬KNT-127による恐怖記憶の消去学習に対する影響」

・大森千夏さん

"Anti-fatigue effects of 5-Aminolevulinic Acid in a mice Chronic Fatigue Model"

「マウス慢性疲労モデルにおける5-アミノレブリン酸の抗疲労効果」


2022.03.17

3月6日に九州大学で行われた、第31回神経行動薬理若手研究者の集いにて、当研究室の吉岡寿倫さん(薬学科6年)、大森千夏さん(生命創薬科学科4年)、松浦航太さん(生命創薬科学科4年)がそれぞれ発表を行いました。吉岡さんは最優秀発表賞、大森さんと松浦さんは優秀発表賞を受賞しました!おめでとうございます!!!

 

<発表内容>

・吉岡寿倫さん

「選択的δオピオイド受容体作動薬KNT-127のマウス抗うつ様作用機序の解明」

・大森千夏さん

「5アミノレブリン酸慢性飲水による疲労モデルマウスの抗疲労効果の検証」

・松浦航太さん

「アルコール依存症治療薬ジスルフィラムによるマウス鎮痛効果の検討」


2022.02.28

当研究室の薬学科4年生の濱野匠さん、藤塚亮次さん、山崎万有奈さんが実務実習に向かいました!しばらくの間研究室を離れるためとても寂しいですが、また一緒に研究できる日を楽しみにしています!

頑張ってきてください!


2022.02.28

2月17日に行われた2021年度大学院薬学研究科修士課程研究発表会で、当研究室の薬学研究科修士2年生の3名(白方基揮さん、遠井優華さん、山中七海さん)が発表を行いました。お疲れ様でした!

 

<研究テーマ>

・白方基揮さん

「恐怖記憶の再固定化に対する選択的オピオイドδ受容体作動薬の作用とその分子メカニズムの探索」

・遠井優華さん

「マウスの味覚情報における経験依存的な情動価値の変容」

・山中七海さん

 「選択的オピオイドδ受容体作動薬の副作用発現及び情動調節の脳内メカニズム解析」



2021.12.21

12月4日に行われたパラレル脳センシング研究部門 第1回公開シンポジウム「Think Synch Brain Dynamics~理工が挑む脳科学~」において、当研究室から高橋純平さん(D2)、白方基揮さん(M2)、遠井優華さん(M2)、河南絢子さん(M1)、小俣知貴さん(B5)、隈本瑛子さん(B5)、西田萌乃さん(B5)の7名がポスター発表を行いました。

なんと、、!全46演題のうち、高橋さん、西田さんがポスター発表優秀賞を、さらに河南さん、小俣さんが最優秀賞を受賞しました!!!おめでとうございます!

発表ポスターは斎藤研究室前に掲示しているので興味のある方はぜひ見に来てください!

 

発表内容

高橋純平さん

「Oxytocin神経はマウスの認知機能を亢進させる」

白方基揮さん 

「選択的オピオイドδ受容体作動薬による恐怖記憶の再固定化に対する作用の検討」

遠井優華さん

「マウスにおける味覚経験依存的な情動価値の変容とその臨界期」

河南絢子さん

「選択的オピオイドδ受容体作動薬が恐怖記憶の消去を促す脳内作用部位および分子メカニズムの解明」

小俣知貴さん

「代理社会的敗北ストレスモデルマウスにおけるIBS様症状の検出

隈本瑛子さん

「5-アミノレブリン酸の慢性疲労症候群治療薬としての検証」

 

西田萌乃さん

「海馬-側坐核神経回路活性化による逆耐性現象の観測」

 

パラレル脳センシング技術研究部門では、当研究室の他、理工学部、その他外部研究員が協働して、マウス実験とヒト実験を併用することにより、数個体の脳活動が集団形成プロセスにおいてどのように相互作用するかを明らかにすることによって、集団形成を支援し多様な個性が協働共生できる社会を目指して結集したそうです。興味のある方は、こちらへ!


2021.11.11

10月30日に行われた2021年度東京理科大学薬学部薬学科 薬学科卒業研究発表会で、当研究室薬学科の6年生4名(岡野功太郎さん、古賀愛理さん、小林里帆さん、吉岡寿倫さん)がポスター発表を行いました。吉岡さんは口頭発表も行いました。皆さんとってもかっこよかったです!!お疲れ様でした!

ポスターは斎藤研究室前の廊下に掲示してありますので、興味のある方はぜひ見に来てください~

 

研究テーマ

岡野功太郎さん

「中枢性慢性疲労モデルを用いた5-アミノレブリン酸の抗疲労効果の検証」

古賀愛理さん

「5-アミノレブリン酸が海馬シナプス可塑性に及ぼす影響」

小林理帆さん

「選択的セロトニン再取り込み阻害薬の抗うつ様作用治癒輝点因子の探索」

吉岡寿倫さん

「δオピオイド受容体作動薬のマウス抗うつ様作用における分子機序解明―グルタミン酸神経賦活化と神経保護作用―」


2021.10.18

 

岡野功太郎さん(薬学科6年)と白方基揮(薬学研究科修士2年)さんが第145回日本薬理学会関東部会にてポスター発表を行いました。

 

◆岡野功太郎さんポスタータイトル:5-アミノレブリン酸慢性飲水投与マウスを用いた抗疲労効果の検証

 

◆白方基揮さんポスタータイトル:文脈的恐怖条件づけ試験における選択的オピオイドδ受容体作動薬の再固定化に対する影響

 

白方さんは優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます!

大会ホームページはこちら


2021.9.24

 

当研究室の斎藤顕宜教授が、「Daily Experts」において、過去10年間に研究テーマである「デルタオピオイドレセプター」についてPubMedで執筆した研究者のうち、上位1%に位置し、「Expert」と呼ばれるレベルであることが紹介されました。(下の写真)

9月15日に、Twitterの「Expertscape DailyExperts」のアカウントでもツイートされ紹介されたそうです!

このことから斎藤研究室は世界に通用する研究がなされているといっても過言ではないことが証明されました!!!

紹介されたホームページはこちら


2021.9.24

当研究室薬学科6年、吉岡寿倫さんと、助教の山田大輔先生の論文「Chronic vicarious social defeat stress attenuates new-born neuronal cell survival in mouse hippocampus」が「Behavioural Brain Research」誌に掲載されました。心理的ストレス暴露により誘発させたうつ病モデルの、代理社会的敗北ストレスマウスを用いて、海馬における神経新生細胞の生存率が低下することを示した世界で初めての論文となりました。

おめでとうございます!!

また、この論文は9月22日付けで本学ウェブサイトにプレスリリースされました。

・理科大ウェブサイト(日本語)はこちら

・理科大ウェブサイト(英語)はこちら

・理科大Linkedlnはこちら

・EurekAlertはこちら

・投稿論文はこちら


2021.9.24

9月4,5日に行われた第40回鎮痛薬・オピオイドペプチドシンポジウムで、当研究室から斎藤顕宜教授が招待講演を、山田大輔助教がポスター発表を行いました。

斎藤顕宜教授

 演題:オピオイドδ受容体をターゲットとした向精神薬開発

山田大輔助教

 演題:オピオイドδ受容体を介した恐怖記憶制御とその脳内メカニズムの検討

斎藤先生・山田先生共に発表されたのは、当研究室のメインテーマ「オピオイドδ受容体」に関する内容でした。斎藤研究室では主に新規オピオイドδ受容体作動性向精神薬の研究が進められていて、研究成果を臨床へと橋渡しし、1日も早くベッドサイドへ届けることを目指しています。

 

また、なんと…再来年のシンポジウムの大会長が斎藤研究室に決定しました!!


2021.08.23

 当研究室の河南絢子さん(薬学研究科薬科学専攻修士課程1年)が、東京理科大学こうよう会報「浩洋」の大学院特集で取り上げられました!(下写真)

 この特集では、河南さんが大学院へ進んだ理由や最先端な研究内容についてQ&A形式で書かれています。また斎藤研究室の雰囲気や具体的な研究内容についても理解しやすいかと思います。ぜひ読んでみてください!(画質悪くてごめんなさいm(__)m)

 恐怖記憶に関連した研究に興味がある!河南さんの後輩になりたい!といった方はぜひ斎藤研究室へ!!


2021.8.16

 7月28-31日に神戸コンベンションセンターで行われた第44回日本神経科学大会/CJK第1回国際会議で当研究室助教の山田大輔先生、修士1年の河南絢子さん、山内つぐみさんがポスター発表を行いました!

 

山田大輔先生(助教)

 タイトル:Delta-opioid receptors in the insular cortex participate in the regulation of intestinal motility change induced by emotional chronic social defeat stress in mice.

 

河南絢子さん(修士1年)

 タイトル:A selective δ-opioid receptor agonist, KNT-127, facilitates extinction learning of contextual fear via brain regions in fear-circuit in mice.

山内つぐみさん(修士1年)

 タイトル:Cold-restraint stress-induced USVs paradigm as a novel animal model of anxiety in mice 


2021.7.12

 当研究室の助教の山田大輔先生の研究内容が本学ホームページ他にプレスリリースされました!

 研究課題

 「オピオイドδ受容体作動薬の作用機序を解明!新規向精神薬としての応用

 へ前進~グルタミン酸による神経伝達を抑制し、神経細胞自体の興奮も抑制

 する~」

 これまでに、オピオイドδ受容体作動薬KNT-127は抗うつ用、抗不安様作用を持ち、既存薬でみられる記憶障害や消化器障害などの副作用を示さないことから、新規向精神薬として期待されていますが、詳しい作用機序は未解明でした。

 本研究では、KNT-127が内側前頭前野(mPFC)前辺縁領域(PL-PFC)の神経細胞に存在するオピオイドδ受容体に作用すると、シナプスにおいて興奮性の神経伝達物質であるグルタミン酸の放出が減少して脳活動が弱まり、神経細胞自体も興奮しにくくなることが分かりました。これは、既存の薬剤とは全く異なる新たな作用機序であることから、KNT-127は有望な創薬ターゲットであることが裏付けられ、新たな向精神薬開発に向けて一歩前進しました。

 この研究成果は、5月14日に国際学術雑誌「Biochemmical and Biophysical Research Communications」にオンライン掲載されました。

 

実際の記事

・理科大ウェブサイト(日本語)はこちら

・理科大ウェブサイト(英語)はこちら

・理科大Linkedlnはこちら

・EurekAlertはこちら

投稿論文はこちら


2021.6.10

6月5日、第144回日本薬理学会関東部会において、吉岡寿倫さん(薬学科6年)と河南絢子さん(薬学研究科修士1年)がそれぞれ発表を行いました。

 

吉岡寿倫さん

 演題タイトル:選択的δオピオイド受容体作動薬KNT-127は代理社会的敗北

 ストレスモデルマウスが呈する下痢型過敏性腸症候群様を改善する

河南絢子さん

 演題タイトル:選択的オピオイドδ受容体作動薬KNT-127による消去学習

 促進作用の脳内メカニズム


2021.5.14

助教の山田大輔先生の論文「Modulation of glutamatergic synaptic transmission and neuronal excitability in the prelimbic medial prefrontal cortex via delta-opioid receptors in mice」がBiochemical and Biophysical Research Communication誌に掲載されました。

詳細はこちら


2021.4.23

博士課程1年の高橋純平さんが日本学術振興会の特別研究員に選ばれました。

おめでとうございます。日本学術振興会の特別研究員についてはこちら


2022.02.28

当研究室の薬学科4年生が実務実習に向かいました!詳しくはこちら